◇◇◇ 東北支部 会員便り ◇◇◇

みちのく “絆” 通信 No3


  菊池 君雄
 
親父が鳴り物好きで、三味線・尺八・太鼓 何でもこなす器用な人だったので、私も楽器をやりたいと
兄の後を追っかけて始めた吹奏楽がきっかけで楽器関連の仕事を目指したものでした。
 
ヤマハでは、入社のきっかけとなった管楽器の業務には一切付けず、オーディオ・LM、そして定年を迎えるこの時まで
PAを20年間担当いたしました。

アコースティック な私に エレクトリック の仕事を与えた 時の上司に今は感謝しています。いやホントに。

楽器会社にいながら、強烈な競争に晒される仕事場で耐え 鍛えられた事は、短気で甘い根性の私を世間レベルまで修正
してくれましたし、後半の 設備市場 への営業では楽しささえ感じられるようになっていました。
 

ヤマハOB会へ入会致しておりますものの、6月下旬までは一応現役です。

 先週は デジタルミキサー の全国発表ツアーで、東北地域と共に担当している北海道のお客様に
プレゼン業務を行い、地域担当の6年分の感謝と、後任を紹介して私の最後の仕事を終えてきました。
2年目がない事は分かっていましたが、実際その時が迫ってくると複雑な思いです ・・・ が、気を取り直して !
今後は後輩たちがより一層素晴らしいブランド 『 YAMAHA 』 を盛り上げていってくれることを期待しております。
『絆』 について、耳慣れしていて理解しているつもりでしたが OB会で取り上げている意味は大きいはずと
辞書を調べてみましたら ≪ 断つ事が出来ない人と人との結びつき ≫ とあり、思っていたより重みのある言葉なのだと
気づかされました。
 
昨年3月のあの日、私は北海道 十勝の 『生キャラメル』 で有名な 花畑牧場 のある 中札内村 の文化創造センターを
訪問中でした。

館長室のテレビで 震度 と 震源地・津波警報を知り、慌てて自宅や事務所へ連絡を試みましたが、全くかからず、

更には交通機関の運転見合わせで 帰仙 するすべがなくなった事を知り途方に暮れたものでした。
一週間かかって 帰仙 を果たしましたが、普段とは明らかに異なる環境におかれた事で、家族だけではなく、
職場や地域社会での 『 絆 』 を意識する事となり、天が与えて下さった人生の教訓にしたいと思っております。



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2012.6.17 新規作成 HP編集 長尾